こんにちは。
株式会社クラスアクト インフラストラクチャ事業部の鶴田です。
6月6日(土)に仙台にて開催されたオープンソースカンファレンス2026 Sendaiに、初めて参加してきましたのでレポートいたします。
オープンソースカンファレンス(OSC)とは
オープンソースカンファレンス(OSC)は、オープンソースの今を伝えるイベントです。
東京だけでなく、北は北海道、南は沖縄まで、年間を通じて全国各地で開催しています。オープンソース関連のコミュニティや協賛企業・後援団体による、セミナーやプロダクトの展示などを入場・参加料が無料でご覧いただけるイベントです。
現在は開催地域によってオンラインとオフラインで開催しております。
詳しくは「オープンソースカンファレンス今後の開催予定」の各開催ページをご確認ください。https://www.ospn.jp/
会場到着

当日朝一で新幹線に乗り、9時過ぎに会場へ到着しました。
今回の会場は仙台駅から徒歩5分の所にある東北電子専門学校です。
私が到着した時には、既に他のメンバーがブースの設営をしてくださっていて、会場も徐々に参加者で賑わい始めていました。
今回がOSC初参加だったため、正直なところ「どんな人たちが来るんだろう」と少し緊張していましたが、実際に会場へ入ると企業ブースだけでなく学生やコミュニティの方々も多く、思っていたよりも和やかな雰囲気でした。
Proxmoxブースでの交流

今回は基本的にセミナーやブースを回ることが多かったですが、空き時間に自社のProxmoxブースでの来客対応も行いました。
Proxmoxを知らない方には、デモ機で実際にUI画面を表示して事前に作成してあるVMを見ていただきましたが、次回以降はその場でVMやLXCを作成する様子などをお見せできたらいいなと思いました。
学生の方からは、「聞いたことはあるけれど、何に使うのか具体的なイメージが湧かない」という質問をいただいたり、企業でVMwareからの移行先を検討しているという方からは、「Proxmoxも候補として検討している」という話も聞くことができました。
また、これから学校で仮想化を学ぶという学生の方とも話す機会があり、「授業でProxmoxが使われるかもしれませんね」とお話ししました。
他ブース見学

ブースは3教室に分かれており、空き時間に見て回ったのでいくつか抜粋します。
当日のブース一覧はこちら
https://event.ospn.jp/osc2026-sendai/exhibit
- 株式会社Codeer
Codeer.LowCode.Blazorというツールを使用して、実演で数クリックするだけでWebアプリケーションが作られていく様子を見せていただきました。ローコード開発がどこまで進化しているのかを実際に確認でき、とても興味深い展示でした。
- OpenStreetMap Japan
世界中のユーザーがボランティアで協力して作成している、誰でも自由に編集・利用できる無料のオンライン世界地図プロジェクトだそうです。
こちらも実際に手作業で地図データを編集する様子を見せていただきました。
- モフウカブール
技術書同人誌を販売しているブースです。
ポップな表紙や分かりやすい内容紹介が印象的で、技術書へのハードルを下げる工夫がされていて、技術発信の面でも参考になりました。(福袋が販売されていてとてもお得だったので、売り切れる前に買えばよかったなぁと後悔しています…)
- ラズパイオーディオの会
Raspberry Piを活用したオーディオ環境が展示されていました。再生される音楽に合わせて動くアニメーションもプログラムされており、遊び心が面白かったです。

セミナー
当日のタイムテーブルはこちら
6月6日(土) タイムテーブル – オープンソースカンファレンス2026 Sendai
今回私が参加したセミナーは以下の4つです。
- 生成AIでオープンソースを書いてみよう!
- ローカルLLMはどう動くのか――OSSで学ぶ生成AIの実装と実務活用
- 生成AIの仕組みと歪む時空を泳がされる技術者達
- 【仙台企画】遊びと協力 — 平時のオープンな遊びは、なぜ非常時の力になるのか
生成AIやローカルLLMなど、現在注目されている技術に関するセミナーが多かった印象です。
「生成AIの仕組みと歪む時空を泳がされる技術者達」では、内容だけでなく講師の方の説明が非常に分かりやすく、専門用語を多用せずに説明されていたため、技術に詳しくない方でも理解しやすい内容になっていました。
技術を理解することだけでなく、相手に伝わるように説明することの大切さを改めて感じました。
また、特に印象に残ったセミナーは最後に聴講した「遊びと協力 ― 平時のオープンな遊びは、なぜ非常時の力になるのか」です。
講師の方は、自身が開発したシステムのリポジトリを国連へ寄贈し、実際に国連本部で利用された経験を持つ方でした。また、東日本大震災発生後わずか4時間で立ち上げられ、メディアにも取り上げられた情報共有サイト「sinsai.info」の開発にも携わられたそうです。
そのような実績を持つ方が、「昔から楽しいと思ったことを続けてきただけ。普段からいろんなところでコミュニティを作っていたからこそ、いざというときに優秀な技術者たちを集められた」と話されていたことが印象的でした。
技術力だけでなく、人とのつながりや継続的な活動が大きな成果につながるという考え方は、非常に興味深かったです。
懇親会
イベント終了後、校内の学食エリアで懇親会が開かれました。(写真を撮り忘れてしまいました…仙台なので牛タンが出ていたそうですが、一瞬で売り切れていました)
懇親会には約70名が参加しており、企業エンジニアやOSSコミュニティ関係者、学生など、普段の業務ではなかなか接点のない方々と交流することができました。
OSC主催の方は”皆が気軽に登壇等のアウトプットにチャレンジできる場になってほしい”とおっしゃっていて、自身の経験の場としても活用していくことができると思いました。
技術的な話題だけでなく、それぞれの活動や取り組みについても話を聞くことができ、有意義な時間となりました。
まとめ
初めてのOSC参加でしたが、来場者約300人とセミナーやブース対応、懇親会を通じて多くの方と交流することができました。
これまでコミュニティというものにあまり触れる機会はありませんでしたが、実際に参加してみると、技術の話だけでなく人とのつながりによって支えられている部分も大きいのだと感じました。
まだまだ勉強中の身ですが、今回の経験をきっかけにProxmoxをはじめとした技術への理解を深めながら、こうしたコミュニティとの関わりも大切にしていきたいと思います。

