こんにちは。クラスアクトインフラストラクチャ事業部の者です。
先日私は以下の記事をnoteに公開しました。

今回、CCNP ENCOR試験をpassしましたのでENARSI同様、験対策等についてアウトプットしておき、今後のインフラエンジニアの方々の参考になればと思っております。
私の試験結果
私の試験結果は以下となります。
passした人間としては決して高くないパーセンテージであると思います。
ENARSIの記事にも書いていますが、巷では「CCNAやNP試験をパスするには8割を超えていないといけない」というような噂があったりなかったりしますが、私の結果で判断するのであればそのようなことは決してないかなと思います。
- Architecture:67%
- Virtualization:100%
- Infrastructure:60%
- Network Assurance:80%
- Security:75%
- Automation:73%
スコアレポートも証明として添付しておきます。
試験を受けた後にテストセンターで紙ベースで受け取るでしょうし、失くしたとしても試験を予約した際に登録したメールアドレスに対して”Score Report Available Notification”という件名のメールが飛んできます。それ以降であればWeb上で確認することができるようになります。

CCNP ENCORとは
ENARSIの記事同様、CISCO公式サイトより引用します。
ENCORはENARSIとは異なり、レイヤに捕らわれない幅広い(有線/無線)ネットワーク関連技術・プロトコル等についての試験になります。
私は旧CCNA(ICND1とか2とかがあった時代のもの)から新試験のCCNPにアップデートした為、新試験のCCNAの出題範囲を詳しく知らないのですが、恐らく新CCNAの範囲をより深くしたようなイメージを持って頂ければいいのではないでしょうか?
※それにしても最近のネットワーク技術ではPythonとかAnsibleが何ぞやみたいなことを少しでも知っておかないといけないのですね。。。
この試験では、コア エンタープライズ ネットワーク テクノロジーの実装に関する受験者の知識とスキルが問われます。
デュアルスタック (IPv4 および IPv6)アーキテクチャ
仮想化
インフラストラクチャ
ネットワークアシュアランス
セキュリティ
自動化
出題された問題について
まず特筆すべきはD&D(≒Drag and Drop)の問題が結構出たということでしょうか?ENARSIの時は1問だけしか出てこなかったのですが、ENCORでは10問近く出てきました。
ただ、D&D問題の難易度はそこまで高くなかった印象です。
出題された問題はOSPFとEIGRPの違いについて、構成管理ツール(AnsibleやPuppet等)、ネットワーク仮想化(LISPやVXLAN、ITR/ETRやMS/MR等)の問題がそれぞれ2,3問ずつ出てきたような印象です。
あまり聞いたことの無い表現が出てくることもありましたが、後程記載する白本やPing-t等を回していれば消去法で何とかなるレベルかと思います。
また、OSPFよりはBGPの方が問われる回数が多かった気がします。
BGPの最適パス アルゴリズムの仕組みは覚えておかないといけないでしょう。
D&D問題で出題されたEIGRPについて、OSPFやBGPのような具体的な設定問題はありませんでした。D&Dでしか出ないのでしょうか?
この辺りは私の運が良いのかもしれませんが、EIGRPは特徴だけおさえておいて、具体的な設定はENARSI受験時に学べば問題無いと思います。
ワイヤレスについてはローミングについて良く問われた印象です。
一方でアンテナがどうとか、計算問題的なものは出てきませんでした。
しかし、唯一「Transmitter Power + Antenna Gain – Cable Lossで求められるものを選べ」みたいな問題は出題されました。
計算問題は個人的に苦手で捨てていたので良かったです(笑)
WLCについても数問問われましたが、Ping-tで問われているような問いが出てきただけで「ん?なんだそれ?」的なものはありませんでした。
問題数は100問ちょうどで、試験時間は120分
時間は10分位余ったので、ENARSIと比べるとゆとりはあるかもしれませんが、パッと解ける問題は解いて次に進んでいった方が良いかなと思います。
CISCO語は相変わらずですが、出題の意図を考えつつ、消去法で何とかしていくしかないかなと思います。
やったこと・勉強した時間
やったことは以下です。
基本的に白本とPing-tがあれば問題無いような気はします。
ただ覚えることが多いので、PacketTracer等を使ってコマンド等は体で覚えるようにすると、暗記する量を減らせて良いと思います。
個人的にはWLCとGRE over IPSecはPacket Tracerで環境を構築出来るので、やってみると良いと思います。
- シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集(所謂”白本”)
- Ping-t
- Packet Tracer
- CCNP イージス
- 海外のサイト
Ping-tについては、以下の完成度で試験に臨みました。
これもどれくらいやれば良いかは人それぞれだと思いますので、参考程度に留めていただければと思います。ただ、これだけやっておけば安心して試験に臨めると思います。
上記で挙げている白本をお持ちであれば模擬試験もしっかりやっておきましょう。
Ping-tだけだと抜けてる部分もあると思いますし、問われ方が変わると意外に答えられなくなることもあるかと思います。
勉強時間は150~200時間程度だったと思います。

今回はCCNP ENCORの受験記について書いてみました!
今後も様々な資格取得に挑戦したいと思っているので、またこういった受験記が書けるように頑張ります!
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