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Classact Interview~男性インフラエンジニアも育休を取得できました談~

昨今「男性の育休」は話題となり、取得しやすいように制度改革も進んでいます。
しかし、厚生労働省が2022年7月に発表した「令和3年度雇用均等基本調査」によると、男性の育休取得率は13.97%となっており、男性の育休取得はまだまだ一般的ではありません。
中でもインフラエンジニアは日勤夜勤どちらもあるハードワークなうえに、派遣であれば自社だけではなく現場での調整も必要となるので、育休を取得するハードルはより高いと感じられる方も多いはず。
しかし、実際のところはどうなのか?を聞いてみるため、2022年8月~9月の1ヶ月間、育児休業を取得した弊社エンジニアのMさんにお話を伺いました!

育休取得を決めた経緯を教えてください。

自分たちはどちらも東京に親族がおらず、出産するなら前後で家族の支援が得やすいように奥さん側の地元に里帰りしようと決めていました。
期間的には、出産予定日の前後4か月の里帰りです。
ただそうなると、東京と奥さんの地元とで離ればなれになってしまい、子どもが生まれても一緒に育児ができなければ奥さんを労わることもできない状況になります。
なので、育休を取得して奥さんのご実家にお世話になることに決めました。

育休取得前は職場でどのような調整をされましたか?

2021年11月に子どもを授かっていることが分かり、翌年の3月から調整をはじめました。
まずはクラスアクトの管理職に伝え、それから現場のマネージャーにも連携してもらい、育休取得予定の期間は稼働しなくて良いように計画の調整をしてもらいました。
ちょうど同じ現場で同じチームのクラスアクトの先輩社員も、出産予定日の関係で9月~育休を取得することになり、その兼ね合いもあって取得期間は8月からの1ヶ月に決まりました。
取得直前は突発のトラブル対応が忙しかったですが、5か月前頃から相談していていたお陰で、スムーズに育休取得ができたと感じています。

育休中の過ごし方や心境を教えてください。

育休中の仕事は、職場の方とたまにチャットで業務情報をやりとりする程度で、パソコンを開くことはありませんでした。
育児の方は、子どもの四六時中のお世話はもちろん、子ども用品を買いにベビザラスと義実家を往復したり、奥さんの心身ケアやお祝いのお礼をしたりでかなり忙しかったです。
心情的には、生まれたての子は昼夜関係なく2~3時間おきにミルクを飲ませないといけないので、寝不足で常時ピリピリしてました。
男でも授乳以外の育児はできるので、奥さんとの負担がなるべく半々になるように心掛けていましたが、夜中に起きれず奥さんにイライラされることもありました。
育休前はがっつり勉強できたらいいなと思ってましたが、奥さんにお世話を任せて一人で集中する時間は取れないし寝不足なので、勉強どころではなかったです。

職場復帰直前はどんな心境でしたか?

1か月のブランクがあるので、ちゃんと仕事できるかなという緊張がありました。
復帰前日の夜はやはり、仕事のやり方を忘れてたらどうしよう・・・と不安になりますね。
しかし復帰初日に、まさかの朝から翌朝までの長時間勤務を育休前と同じようにこなせたので、1か月休んでも問題なく働けるなと安心しました。

復帰後の状況はいかがでしたか?

復帰したタイミングで案件が急増し、遅くまで仕事をする日々が続きました。
自分が忙しくなると奥さんに負担が偏り、喧嘩になることもたくさんありましたね・・・。
自分はアカウントSEという立場で、お客様の発注ありきの仕事をしているのでお客様の要望があれば対応しないといけません。
見積もり作成、展開作業、それに伴う作業準備などなど。
チーム内で業務的に配慮はしてもらいつつも限界はあり、評価や作業があれば日中夜間関係なく家を離れなければならないので、インフラエンジニアをしつつ育児をするのは奥さんの協力なしには絶対にできないなと感じました。

入れ替わりで先輩社員も育休を取得されたそうですが、
先輩の取得によってどんな影響がありましたか?

自分が現場に入ってから先輩が育休取得されるまでの1年半、基本的に先輩と一緒に案件をやってきまして。
現場参画初期からずっと自分をサポートしてくださっていた先輩で、先輩指示のもと自分が動くフォーメーションで一緒に案件対応をやってきた方です。

そんな方がいなくなり、自分が先輩の立場で動くことになって、それまで自分が大変ぬるい立場にいたんだと思い知りました。
自分で作った資料の根拠を問われても上手く答えられず「自分の発言に根拠がないのはありえない」と怒られたり、案件の始めから終わりまでをやり切るのにたくさん残業をしてしまったりと、先輩の存在の大きさを痛感しましたね。

しかし先輩のいない間自分が代わりの立場をしなければならない、自分ともう一人で例年以上の数の案件対応する必要がある状況は、非常に良い修行期間となりました。
なるべくすべての言動に根拠を持ち、説明できるようにする(という社会人として当然の)姿勢が身につき、自然と業務遂行の効率が上がってきた実感があり、先輩が育休を取られたおかげで変われたなと思いますね。

先輩が復職されたあと、対等な気持ちで一緒に仕事ができているのが嬉しいです。

これから育休取得を検討する人に向けて伝えたいことはありますか?

育休は、できるだけ長く取得した方が良いと思います。
1週間ぐらいでは育児に必要なスキルとメンタルが身につかず、長期的に見て奥さんの負担が大きくなると感じています。
ミルクの作り方やあげ方、おむつの変え方やお風呂の入れ方などの基本的なことから、子どもの生活習慣の変化を把握したり、ちょっとした成長の発見など、自分も育児をしないと分からないことが多く、それは奥さんの負担の増加につながるなと経験してみて思いました。

ただ、あまり長くとると復帰への不安が大きくなるかと思います。
自分は1ヶ月間でしたが、それでも「取得前のように仕事できるのか?」という不安がありました。
男性は育休取得期間が短く、仕事を忘れないうちに復帰するケースが多いですが、女性は身体的な負担や立場的な理由で取得期間が長くなるかと思います。
以前、育休中の女性社員から「勉強して知識を取り戻しつつ、なるべく早く働きたい」とお話を伺い、長期の育休はエンジニアにとって難しい課題であるなと感じています。
現在は子どもの出生後1年以内に2回取得できるので、夫婦で交互に取るなど制度を柔軟に使いながら負担のない取り方ができると良いかもしれません。
育休後はベビーシッターサービスを活用して非常に助かったのでおすすめです。

おわりに

Mさん、インタビューへのご協力ありがとうございました!
長く取得した方が家族のためには良いけど、職場での調整も大変になるし、
復職後への不安も高まるというジレンマも存在するので、制度やサービスを上手く活用して柔軟な働き方ができるといいなと思いました。
また、育休取得後も育児は続くので復職後のサポートも非常に大切だと感じました。

ちなみにクラスアクトでは、社員がベビーシッターサービスを利用する際に割引できる、内閣府のベビーシッター制度の導入を開始しました。
このような制度を利用できると、より育休を取得しやすくなると思いますので、ご紹介させていただきます。

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